決して楽ではない仕事だからこそ、柔軟性ある働き方を提供したい
私がこの会社を経営する上で大事にしていることは、“スタッフを大事に、スタッフを思いやる”ことです。
「家族やプライベートを大事にバランスよく働けること」
「経済的に安定と満足を与えられること」
「この仕事にやりがいを感じられること」
スタッフが満足して働けることこそが、私の経営のポリシーです。
当社では、机上で足場の作図をしてから現場での施工までを一貫して行っています。
その一貫したサービスは地場のお客様に「丁寧」「無駄がない」と大変高い評価を頂いています。
安全な足場を提供するということは、関わる人々の安心と安全を守る土台を組み立てることです。
そしてその現場は決して楽ではありません。
炎天下の夏は熱気と汗にまみれ、極寒の冬は刺すような寒さに手先の動きが鈍ることもあります。
スタッフ達のぬかりない努力なくしては、この事業は成り立たないのです。
だから私は、スタッフ達がなるべくストレスなく仕事に向き合えるよう、思いやりを大事に柔軟な働き方を提供しています。
子どもを持つスタッフに保育園の行事が出来れば必ず休みを与えますし、経済的に満足のいく生活が出来るよう適切な給与設定を約束しています。
長年頑張ってくれるスタッフも多く、本当に感謝していますし尊敬もしています。
これからも一人一人の人生に関わるつもりで、この会社とスタッフ達を守り続けていきたいです。
僕は、足場づくりは作品づくりだと思っています。
実はその工程にクリエイティブな一面があって凄く面白いんです。
工程は足場の作図から始まってチームで共有、実際の現場に向けての足場部材の準備、そしていざ現場となります。
まず作図で重要なのは机上で完成を想像すること。
実際の寸法や使う資材を用いていかに安全な足場作品を作り上げるか?を想像するのは、やればやるやるほど楽しい工程になってくるんですよね。
そして部材を準備して現場で組立を進めるんですが・・・
これがまた天候などにも左右されるので工程が想像通りに進まないケースも多いんですよ(笑)。風の強い日はいつも以上に力と集中力が必要ですし、雨上がりの日は地面がぬかるんでいて思い通りに進まないこともあります。ハプニングがあっても現場に合った作品をつくり、完成させていくこの仕事は、人の感性や想像力が最も重要。毎回大変なのですが、作品を作り上げるってほんとやりがいありますよ。
一戸建ての現場が多いので毎回違うイメージをするのも楽しいところだと思います。
一つ一つの足場は作品。一つ一つの美術作品をみんなで作り上げていくような楽しみがあります。
他業種で働いている方でも工程を楽しんで、想像力を発揮することが好きな方にはワクワクしてチャレンジ出来る仕事だと思いますよ。
この仕事って、一つの技術に見えて実は広くて深い世界だと思います。
技術だけでなく、人とのかかわり方やサービスのあり方も学べる仕事です。
それは、自分のスキルが真っ白な状態から始めたから見えたことだと思います。
僕は入社する前、進路に悩みの多い大学生でした。ずっとサッカーをやってきた自分にはデスクワークも接客系もしっくりきませんでした。そうやって悩んでいる時期に知り合いの繋がりでこの仕事のことを知り、自慢の体力を活かせると思って入社を決めました。
入社時はゼロからのスタートだったので、新しい発見がたくさんありましたね。正確に足場を組む技術、作図の作り方など、壁にぶつかりながらも沢山の技術を学びました。
そしてある時、自分が技術以外でも多くのスキルを身につけたんだということに気づきました。それは、この仕事は “サービス精神・チームワーク”という人とのかかわり方についても養われるということです。足場が出来る工程には、社内外問わずたくさんの人との関わりがあります。作図する社員との関わり、現場での大工さんとの関わり、時にはその家のお客様と接する機会もあります。
だからこそサービス精神も生まれますし、チームワークが磨かれます。
そういう人との関わり方ってどんな業界に行っても絶対に必要な力ですし、逆を言えば他業種でのいろんな経験もこの仕事に活かせると思います。
入社するまで全然気づきませんでしたが、この仕事は社会で通用する最高のスキルだと思います。